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LANケーブルの新設・交換・配線整理のポイントと注意点

  • 執筆者の写真: 康平 鈴木
    康平 鈴木
  • 3月27日
  • 読了時間: 3分


LANケーブルは、インターネット環境を構築する上で欠かせない要素です。

オフィスでのネットワーク環境を快適に保つためには、適切なケーブルの新設や交換、そして配線整理が重要になります。

この記事では、LANケーブルの選び方から設置・整理のポイントまで詳しく解説します。



LANケーブルの基礎知識

LANケーブルにはさまざまな種類があり、用途によって最適なものを選ぶ必要があります。


  • カテゴリ別の違い

LANケーブルは「カテゴリ(Cat)」によって通信速度や帯域幅が異なります。

カテゴリ

最大通信速度

帯域幅

Cat5e

1Gbps

100MHz

Cat6

1Gbps

250MHz

Cat6a

10Gbps

500MHz

Cat7

10Gbps

600MHz

Cat8

40Gbps

2000MHz


オフィスなどの一般的な用途なら「Cat6」以上を選ぶのが望ましいでしょう。

高速通信が必要な環境では「Cat7」や「Cat8」を検討してください。



  • ストレートケーブルとクロスケーブル

LANケーブルには、ストレートケーブルとクロスケーブルの2種類があります。


ストレートケーブル:PCやルーターを通常のネットワーク機器に接続する際に使用

クロスケーブル:PC同士を直接接続する際に使用

       (現在はほとんどの機器がAuto-MDIX対応のため不要)


一般的なネットワーク接続にはストレートケーブルを使用しましょう。



LANケーブルの新設・交換の手順

LANケーブルの新設や交換を行う際には、以下の手順を踏むとスムーズに作業できます。


  • 新設の手順

設置場所の確認:どこにケーブルを通すか、配線経路を決定する。


適切な長さのケーブルを選定:必要な長さより少し長めに準備すると良い。

ケーブル配線の固定:モールやクリップを使って安全に固定する。

機器へ接続:ルーターやPCにしっかりと接続し、通信テストを行いましょう。


  • 交換の手順

古いケーブルを特定:ラベルを付けるなどして管理する。


新しいケーブルを準備:カテゴリや長さを適切に選定。

通信テストを実施:速度や安定性を確認し、問題がないかチェックする。


特にオフィスでは、ケーブルの長さや品質に注意し、最適なものを選定することが重要。



複雑に絡み合ったケーブルの整理術

LANケーブルの配線が雑然としていると、メンテナンスが難しくなるだけでなく、断線や接続不良の原因にもなります。以下の方法で整理を行いましょう。


1. ケーブルを色分けする

異なる用途のケーブルを色分けすると、管理がしやすくなります。

例えば、

インターネット用:

電話用:黄色

監視カメラ用:  など


このように色で区別すると、後々の管理がスムーズになります。


2. ラベルを付ける

ラベルシールやタグを使い、ケーブルの用途を明記しましょう。

例えば「ルーター→PC1」「スイッチ→サーバー」などと記載しておくとトラブル時にすぐ対応できます。


3. ケーブルを束ねる

ケーブルが絡み合わないように、結束バンドやケーブルチューブを使って束ねるとスッキリします。

但し、束ねすぎると熱がこもることがあるため、適度な間隔を空けましょう。


4. 配線ダクトやモールを活用する

床や壁に這わせる場合は、配線ダクトやモールを使用すると安全性が向上し見た目も整います。


5. ケーブルの長さを適切に調整する

長すぎるケーブルは絡まりやすく、短すぎると引っ張られて断線しやすくなります。

適切な長さのケーブルを選び、不要な部分は巻き取って整理しましょう。



まとめ

LANケーブルの新設や交換、整理を適切に行うことで、ネットワーク環境の安定性が向上し、トラブルの発生を防ぐことができます。


  • ケーブルは用途に応じて適切なカテゴリを選ぶ(Cat6以上推奨)

  • 配線整理には色分けやラベリングを活用

  • 結束バンドや配線モールを使い整理しておく

  • 適切な長さのケーブルを使用し余分な部分はまとめる


オフィスでのLANケーブルの設置や整理に困ったら、株式会社OWENにお任せください!プロの手で快適なネットワーク環境を構築しましょう。




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